グラスレスで攻める東芝のテレビ戦略。その意図とは

今回、開発意向を発表したグラスレス3Dテレビは、4K2Kの高解像度2D表示に重きを置いた製品になっている。このため、従来のグラスレス3Dレグザが横方向の画素ピッチを増やしていたのに対して、今回発表した製品は通常の4K2K配列だ。また、昨年のCEATECで見せていた、電気的にレンチキュラーレンズの指向性を制御する技術を用い、2D表示時は通常の4K2Kテレビとして使えるようにした。あるときは2Dの4K2Kテレビ、あるときは裸眼3Dテレビになるというわけだ。

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今回の発表では、現在の最上位機種に搭載するエンジン「CELL」(セル)の資産を継承した「CEVO」(シーボ)を開発中であると発表した。2011年に日本市場にも展開するという。CELLの搭載は最上位機種に限られたが、CEVOでは普及価格帯まで下ろしたいとした。