平城宮跡:「九九」を記した木簡見つかる 勉強に利用か

奈文研の渡辺晃宏・史料研究室長は「あまり上手な字ではなく、下級の役人が一生懸命、掛け算の勉強をしていたのだろう。周辺では、高位高官の名をきれいな楷書で記した木簡と、下手な字が並んだ木簡が混在して出ており、とても興味深い」と話している。