「ジンガを得た者が勝つ」,ジンガジャパンの「ファームビレッジ」はソーシャルゲーム界の黒船となるか?

ソーシャルゲーム最大手、ジンガの代表取締役氏が自社のソーシャルゲームについて語った記事。

氏は,「ジンガは世界をゲームでつなげるというミッション(目的)とパッション(情熱)を持っている」と語り,彼らが提供するソーシャルゲームは「Social first, game second」(ソーシャル性が第1,ゲーム性は第2)と述べた。彼らの作るソーシャルゲームは,友人や家族をより近づけるためのツールであり,そういう意味において「メールやインスタントメッセンジャーと同じ」であるというわけだ。そのため,ゲームは「競争的なものではなく協同作業的なもの」で,また「5分程度で終えられる,中毒性の低いもの」であるべきだと語った。

ゲームというよりむしろメールやメッセンジャーと同じコミュニケーションツールなのね。コミュニケーションツールであるジンガのソーシャルゲームには競争的な要素や中毒性は不要って理屈かしら。

同時に強調されたのが,「リアル・ソーシャルゲーム」という言葉である。リアルはソーシャルを形容する形で用いられており,これはつまり「実生活で知り合っている知人・友人・家族とのリアルなコミュニケーションを,ゲーム上でも行える」ことを意味している。オンラインゲームだけを通じたバーチャルなゲーム友達ではなく,実際の人間関係の上にジンガのソーシャルゲームは成立するということだろう。

ゲームを通じて発生する人間関係ではなく、実際の人間関係に基づいてソーシャルゲームを提供するってのはFacebookと一緒に成長してきたデベロッパらしいなーって感じ。国内のパートナーにGREEやモバゲーではなくmixiを選んだのも、この辺で述べられてるジンガのゲームの特徴がmixiとよりマッチすることが理由っぽいかな。